自分のコレステロール値を知ることから病気の予防を!



コレステロールと言うのは色々な機能を持っているんです。
それは副腎皮質ホルモンや性ホルモンの合成時の材料となった
細胞膜を形成するときの成分となったり、
脂肪の消化を助けて
くれる胆汁酸が合成されるときの材料になったりするんです。

ですから、コレステロールの数値が基準に満たなかったりすると、
ホルモンの合成が出来なかったり脂肪がきちんと消化されないで
下痢を起こしたりして身体の調子が悪くなったりします。

逆に、コレステロールが増加することをそのままにしておくと、
それは重大な病気を引き起こしたりして命の危険も引き起こします。

ですから、コレステロールの正常値や基準値というものを把握して
おくこととこのような病気の予防にも役立つことになります。
コレステロール値を調べるには専門の病院などで血液を採取し、
血清を分離させてその結果から調べます。

自分のコレステロールの数字などを調べたいときは病院などに問い
合わせてその流れなど理解して行いましょう。
通常は食事をした後すぐのコレステロール値は、高目になったり、
中性脂肪の値も高く出たりして正確な数値が測定できないということが
多いようですから病院の指示に従って行うとより正確な正常値が測定
できるということです。

コレステロールの正常値や基準値は?



では、私達日本人の大人のコレステロールの基準の数字とは
どのくらいなんでしょう。

それは、基準値としては、「120〜200mg/dl」が正常値となります。
「201〜219mg/dl」は境界値ですね。
さらに、「220mg/dl」以上の数字が出たときは、危険で
高コレステロール血症と診断されるでしょう。

この場合は当然治療することが必要ですね。
さらに「hldコレステロール値」は、男性の場合で「40〜60mg/dl」、
女性の場合で「45〜65mg/dl」が正常値といわれます。

そして、「hdlコレステロール値」が、男性が「40mg/dl」以下、
女性が「45mg/dl」以下のときは
「低HDLコレステロール血症」と診断されます。

「ldlコレステロール」の数値は「70〜120mg/dl」が正常値です。
「121〜139mg/dl」は境界線で、「140mg/dl」以上が出ると
「高ldlコレステロール血症」と診断されます。

さらに、体内に蓄積された皮下脂肪、肥満の要因の中性脂肪の
正常値は、「50〜149mg/dl」と言われ、「150mg/dl」以上は
「高トリグリセリド血症」と診断されます。

 



コレステロール値を把握したらそれに基づいて行うことは?

もし、総コレステロールの数値が基準値より高く、「ldlコレステロール」の
数値の基準値も高く、「hdlコレステロール」の数値が低い時は注意する
ことが大切となります。

しかし、総コレステロール値が正常値の「220mg/dl」を超えていても、
「250mg/dl」以下ということなら食事療法とか生活習慣を見直すように
することで正常値に戻せる場合もあるんです。

でも、コレステロールの数値検査の結果で、注意をされたときは、
なんの対策も講じず今までと同じような生活をしていると重大な病気に
なる可能性もあります。

ですから、検査結果から正常値や基準値を把握することで、生活面や
食事面での注意が必要と分かることで生活改善でその数値もよくなる
ことがあります。

病院などで検査を受けた後はその結果を真摯にうけとめ、自分の
コレステロールの数値を正常値に改善することに向けて日々の生活習慣を
見直してください。