hdlコレステロールはどんな役割をするの?



さて、このリポタンパクと言うものの中で一番比重が大きいのが
「hdlコレステロール」です。
では、「hdlコレステロール」は一体どんな働きを身体の中で行うのでしょう?

皆さんは聞いたことがあると思いますが「hdlコレステロール」というのは
別名「善玉コレステロール」と言われます。
これは、私達の身体の血液に入って体内を循環して、細胞内で不用となった
コレステロールを捕まえて肝臓へ運ぶという役割を果たしています。

この「hdlコレステロール」というのは約二分の一がタンパク質でそのほかは
脂肪なのです。
そして、その脂肪の約三分の一がコレステロールと言うことです。
残りの三分の二がリン脂質という成分です。

私達の身体の細胞膜の構成成分やホルモンの材料となるコレステロールや
リン脂質を運んでくれる、この「hdlコレステロール」と「LDLコレステロール」
ですが、それぞれの役割には、肝臓でつくられたコレステロールを
末梢組織までしっかり運んでくれるのが「ldlコレステロール」、そして
末梢組織にたまったコレステロールを肝臓まで運んでくれるのが
「hdlコレステロール」なのです。

hdlコレステロールは楽しみの飲酒で増えるのかな?



お酒、これは適量であれば健康にも良いと言われ諺にも
「酒は百薬の長」なんていわれそれをいいことに深酒する
人も居ると思います。

確かに、お酒は薬になる場合もあるようです。
それは飲み方にも寄りますね。
そんな中で、ぶどう酒である赤ワインは悪玉コレステロールと
言われる「ldlコレステロール」の増加を防いでくれると
言うことです。
これは、赤ワインに含まれる「ポリフェノール」という成分が
働いてくれることが大きな要因です。

「ldlコレステロール」が多くなると体内の活性酸素と
結びつきます。
それは、「酸化ldl」というものになります。
「酸化ldl」は怖い病気の動脈硬化の要因ともなるのですね。

ところが、赤ワインに含まれるポリフェノールがこの酸化を
防いでくれるという効果があり、動脈硬化などを防いでくれる
というのです。

ですから、多量の飲酒はよくないのですが、少しの適量の飲酒は
血液の流れを良くし、「hdlコレステロール」(善玉)を増やして
くれるのです。

でも、お酒を飲み過ぎると中性脂肪が増加、逆に「hdlコレステロール」
(善玉)を減らしてしまうことになりますから、飲酒は適量を楽しんで
飲むことが大事ですよ。