ldlコレステロールはどんな役割をもっているのかな?



「ldlコレステロール」は又の名を「悪玉コレステロール」といわれ、
これは、低比重でコレステロールを45%含有していて、タンパク質を
約20%含有しています。

これは、肝臓から各組織へコレステロールやリン脂質を運んでくれます。
そして、VLDLコレステロールは肝臓でつくられるリポタンパクですが、
これは脂肪を50%含有します。

そして、これは肝臓でつくられた脂肪を運ぶ役割をもっていて、
その後「ldlコレステロール」に変わるんです。
そして、低比重のカイロミクロンというのは、小腸でつくられ食物から
吸収した脂質を肝臓へ運ぶ役割をしています。

脂肪を82%含みタンパク質は2%。その一部はVLDLコレステロールと同じく、
酵素によって分解されエネルギー源となるんですね。



「ldlコレステロール」そして「VLDLコレステロール」ともにそれぞれの
役割は、コレステロールや脂質をそれぞれの細胞や組織に運ぶいうこと
なんですね。

だから、「ldlコレステロール」も「VLDLコレステロール」も私達の身体の
中からずべてなくなってしまうというのは、身体にとって良いことでは
ないですね。

生体というものは、私達が毎日食べる食物から摂取した脂質の中から、
エネルギー源となる中性脂肪をそれぞれの組織に配分したり、
「ldlコレステロール」はそれぞれの細胞にコレステロールを運んでいます。

そして、肝臓から血液に流れたコレステロールは「ldlコレステロール」となり、
それぞれの組織へ運ばれるのです。
というように、「ldlコレステロール」がまったくないと細胞膜は形成されませんから、
その時は身体はとってはとても危ないことになったりもするんですね。

 

ldlコレステロールに喫煙は関係あるの?



「ldlコレステロール」の増加は動脈硬化というような重大な病気を
はじめ、色々な病気を引き起す大きな原因になります。

そして、その「ldlコレステロール」を増やしてしまう危険因子の
大きなものがタバコなんですね。
タバコは、その喫煙する数が多い人ほど「ldlコレステロール」の
数値は高くなり、「hdlコレステロール」の数値は反対に下がる
というデータがでています。

それはタバコに含まれる、ニコチンと言うものが大きく関係して
いるといわれています。
この、ニコチンは体内でカテコールアミンというホルモンの分泌を
促がし、私達の血管を収縮させ、心臓の動を早約してしまいその結果、
高血圧になったり、活性化血小板を凝縮させ血栓をできやすくして
しまったり、肝臓で中性脂肪をつくることを促進して、
「ldlコレステロール」を増やす作用があるといわれているんです。

ですから、このタバコというものは、動脈硬化を進行させ、狭心症とか
心筋梗塞などのとても危険な病気を引き起こす原因になるというわけです。
そして、タバコの煙は喫煙者だけでなくその回りに居る人が気付かず
吸い込んでいることでも動脈硬化などのもとになるといわれています。

お酒と違い、タバコは百害あって一利なしと言うものですから、そろそろ
禁煙にチャレンジしてみてはどうでしょう。